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今夜は恵比寿の日仏会館で、フランス南西部に位置するぺリゴール地方の文化とワインの公演があったので行ってみた。前半は観光や歴史について、後半はワインについてゲストである、ド・サン=テグジュペリ氏が講義されていた。この方、ベルジュラックのワインシャトーchateau de tiregandを管理されている伯爵一家で、日本でも有名な星の王子様の作家ド・サン=テグジュペリのご子息だそうだ。

今日私が興味をひかれたのは、講義後のワインの試飲だった。2003年の若い白から始まり、赤、そして軽めの貴腐ワイン、2001年の貴腐ワインだった。私は最後の貴腐ワインがとても印象的だった。この地方は以前旅行をしたので、講義もなつかしく感じられた。ボルドーに近く、トリュフやホアグラ、チーズも有名でグルメな地方として知られている。ワインはボルドーに比べて安く、コストパフォーマンスがいい。「ボルドーに近いから美味しいんです。」と意味不明な説明をしている女性には笑わせてもらった。1920年近くまでボルドーの一種として扱われていた様なので仕方ないかもしれないが。
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会場内で試飲をしていたら、以前フランス語を習い始めの頃同じクラスだった方がいらした。
渡仏の際、応援してくれた方でもあり、手紙も交換したが、何時の間にか音信不通になってしまっていた。思い切って話し掛けると覚えていて下さって、周囲の方々と距離が縮まり、より一層フランスざます談義に花が咲いた。今日はなんと言っても年齢層が高かった!彼女は私が渡仏した98年以降からずっと日本で仏語を続けているらしく、講師にも積極的に話し掛けていた。私も仏人伯爵にご挨拶をと思い、ありがとうございました...といい始めえたら、ご年配の男性が割り込んできてさえぎられてしまった。ま、それはそれでいいのだが、80近い年配の方も非常に多く、皆仏語も達者な様で、出で立ちも普通ではなく、独特の世界感が放出されていた。ヘアスタイルに関しても、興味深いものばかりだった。日本人の仏関係者や仏好きな方々はこういったタイプが多いと思うのは私だけでないはずだ。

試飲でいい気分になったので、そのまま2件寄り道してしまったのであった。
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by maischaud | 2005-01-28 00:55 | グルメ
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